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優秀畜産
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    優秀畜産

経営部門

平成17年度 優秀畜産紹介 経営部門(酪農)

タイトル 地域農業とともに歩む放牧を利用した酪農経営
経営形態 酪農経営
西予市宇和町 有限会社 小野田牧場
 
 この地域は、愛媛県の南部中央に位置する5つの町が合併し、平成16年4月1日に西予市となりました。新市の面積は約515平方kmと県内でも有数の広さを誇っています。
 平成16年2月1日現在の家畜飼養頭羽数は乳牛が120戸の4,630頭、肉用牛は115戸の7,680頭、豚38戸の38,020頭と飼育頭数も非常に多く、畜産が主要産業となっています。特に乳用牛における粗生産額が愛媛県の44.3%となっており、飼育頭数も47%を占めているため愛媛の北海道とも言われるほどです。
 有限会社 小野田牧場は、昭和46年に設立され、愛媛県下における大規模法人経営の先駆的な役割を果たしています。このことは、労働力の確保と効率的生産性を発揮するとともに、自己資本の充実を図るためにも有効な手段でありました。法人化することにより様々な効果を生んでいます。

●フリーストールとロータリーパーラーの導入

 搾乳の省力化と労働力の軽減による多頭飼育のため、昭和49年に茨城県で導入している先進農家を視察し、愛媛県では始めての導入でした。
繋留所での消毒

●飼料基盤の拡充強化

 平成元年にはタワーサイロとバンカーサイロの設置により青刈り給与からサイレージ給与が可能となり、良質粗飼料の確保に努めるとともに転作飼料作物の作付け拡大を行い、年間の作付け延べ面積は32haを確保し、飼料費の節減によるコスト低減を図っています。経産牛1頭当りの作付面積は畜産協会の実施しているコンサルタント事業の平均が9aに対して16aと約2倍となっています。このため、粗飼料の自給率が高く購入飼料費は、県下の平均と比較しても安く、生産原価もコスト低減が図られています。

●放牧による分娩産次の延長

 放牧場は谷ヶ内、舟山、三蔵宮に育成牛・初妊牛・乾乳牛に分離し、周年・昼夜放牧により肢蹄を強化し、平均産次(3.0産)の延長に努めています。初産牛には和牛の自然交配(まき牛)を実施し、種付けの省力化と分娩間隔の短縮を図っています。

●ふん尿処理施設整備による環境改善

 「家畜排泄物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」に対応して、堆肥舎の建設と尿処理施設の浄化槽を設置し、糞尿分離後糞は愛媛県工業技術センターが開発した「えひめAI−1」菌の利用による発酵処理を行なっています。一方、尿については浄化槽で処理し、牧草地へ液肥として撒布し環境整備に努めています。
 濃厚飼料・粗飼料の攪拌混合(TMR)が嗜好性を向上し、1頭あたり食い込み量の増加よる乳量の増加と飼料給与が簡素化され給与時間が短縮されました。
えひめAI-1菌
 また、堆肥は「えひめAI-1」菌の効果により品質が良好で、耕種農家に高い評判を受けています。さらに、畜舎への散布により臭気も減少し畜産環境の改善にも効果を発揮するとともに、生産性の向上にも役立っています。

●牛乳の地域ブランド化

 搾乳時間により牛乳の成分が異なるといわれ、朝と比較して、夜搾乳が乳脂肪率や乳蛋白等の乳成分が高くなります。夜搾ることにより夜間集乳、早朝製造され、24時間以内に消費者へ届けられます。
 この「夕しぼり」牛乳を県酪連の指導による地域ブランド化を計画中です。
夕しぼり牛乳

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